【更新情報】 2006年6月1日移民局 発給上限枠に達したと発表
2006年5月26日移民局は、2007会計年度(2006年10月1日から2007年9月30日)分のH-1Bビザ最新発給状況を明らかにしました。
H-1Bビザの場合、他の非移民ビザと異なり、1会計年度あたり発給されるビザの数に上限(枠)があります。2007会計年度の上限数は65,000件です。ただし、このうち6,800件については、チリ、シンガポールがそれぞれアメリカと締結している自由貿易協定(FTA)に基づき、チリ国籍、シンガポール国籍の外国人に発給されることになっているため、実質的な上限数は58,200件となっています。
5月26日の発表によれば、移民局は、25日時点、枠の対象となるH-1Bビザ申請49,034件を受理しており、そのうち7,718件が既に認可されているとのことで、このペースでいきますと、間もなく上限枠に達するものと思われます。枠の対象となるH-1Bビザ申請を検討されている方は、出来るだけ早く申請書を提出するようにしてください。
なお、65,000件の枠対象外とされている、アメリカで修士号、博士号を取得した外国人のためのH-1B申請2万件については、同日時点、移民局は5,830件を受理、そのうち1,672件が認可されているとのことで、こちらの方はまだ若干時間的余裕があります。
移民局は毎年、申請受理件数が上限枠に達した時点でその旨を公表しています。移民局から公表があり次第、本サイトでもお伝えします。
【更新情報】
2006年6月1日移民局より、申請受理件数が発給上限数に達した旨のプレスリリースが出されました。
移民局は、最終申請受理日を5月26日とし、同日中に移民局に届けられた申請については、コンピューターでランダムに選ばれた申請のみを審査し、選ばれなかった申請については、申請書類を申請料とともに申請者に返送するとしています。また、同日以降移民局に届けられた申請についても、審査されず、申請書類・申請料は返送されます。
他方、従来から枠の対象外とされている延長申請等や、2005年歳出予算法で新たに枠対象外とされた米国で修士号、博士号を取得した外国人のためのH-1B申請2万件については、同日以降引き続き受理・審査されます。
なお、2008会計年度分のH-1B申請は、2007年4月1日より受理されます。