雇用関係に基づく移民ビザ申請(Ⅰ-140フォーム)が認可された後、アメリカ国内の移民局に提出する非移民ビザから移民ビザへの在留資格調整申請(Ⅰ-485フォーム)の郵送先が、同年7月24日以降、ネブラスカ・サービスセンターのみとなります。
移民局では、雇用関係に基づく移民ビザ申請の審査手続を迅速かつ効率的に行うため、2006年4月1日以降、Ⅰ-140申請をネブラスカ・サービスセンターとテキサス・サービスセンターでのみ審査し、申請書はネブラスカ・サービスセンターに郵送するよう呼びかけています。また同4月1日以降、I-140申請とIー485申請を同時に行うことが認められている場合、Ⅰ-485申請書もⅠ-140申請書と併せてネブラスカ・サービスセンターに郵送するよう指示しています。(申請受理通知書は、審査を行う上記2つのサービスセンターのいずれかから郵送されてきます。)
2006年6月30日付けプレスリリースによると、今回の方針変更は、審査手続効率化プログラムの第2弾として導入されるもので、I-140申請とⅠ-485申請を同時に行うことが認められないため、I-140申請が認可された後、I-485申請を提出しなければならない場合についても、同時申請の場合と同様、ネブラスカ・サービスセンターを申請受理センターに指定するとしています。
また、I-485申請と同時に「事前再入国許可 (Advance
Parole) 申請(I-131フォーム)」、または「就労許可申請(I-765フォーム)」を行う場合、I-131申請、I-756申請をI-485申請と併せてネブラスカ・サービスセンターに郵送してください。他方、I-131申請、I-756申請を、I-485申請を提出した後で行う場合、I-485申請受理通知書を送ってきたサービスセンター(ネブラスカ・サービスセンターかテキサス・サービスセンターのいずれか)に郵送するようにしてください。
なお、今回明らかになった方針は、雇用関係に基づく移民ビザに関連して提出するI-485申請にのみ適用されるもので、家族関係に基づく移民ビザ取得に関連して提出されるI-485申請に適用されるものではありません。雇用により移民ビザを取得するための要件・手続等の詳細は、本サイト「アメリカ移民法ビザガイドー雇用に基づく移民ビザ」を参照して下さい。