国務省は、2007年12月20日付け改正規則において、アメリカ大使館・領事館に支払うビザ申請料金を2008年1月1日より値上げする方針を明らかにしました。同規則によれば、非移民ビザ申請料金は$100から$131に、また移民ビザ申請料金は$335から$355にそれぞれ値上げされる予定です。
規則改正を受けて、在日アメリカ大使館・領事館はウェブサイトで申請料値上げに関する情報を掲載しています。以下は同サイトからの引用です。
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ビザ申請料金の変更 (2007年12月14日)
非移民ビザ
2008年1月1日より、非移民ビザ申請料金が$100から$131に変更されます。
この変更により国務省は、非移民ビザ申請手続きのセキュリティやその他保安強化要件に必要な費用を回収することが可能になります。この変更は、機械読取り式台紙に発行される通常の非移民ビザと、一部のメキシコ国籍の方に発行されるBorder Crossing Cardの両方に適用されます。
申請料金$100を2007年12月31日までに支払い、2008年1月31日までに面接を受けた場合、追加料金を支払う必要はありません。旧申請料金$100を支払い2008年2月1日以降に面接を受ける方は、面接当日に、大使館・領事館の会計で、面接を受ける前に$31の追加料金を支払ってください。料金は円またはドルの現金、あるいはMasterCard、VISA、American Express、Diners Club のクレジットカードでお支払いただけます。
国務省は米国の法律に基づき、機械読取り式ビザ(MRV)をプロセスするための費用を非移民ビザ申請料金によって賄う努力をすることが義務付けられています。しかしながら、新たに課された保安要件にかかる費用や、新しい情報技術システム、そして物価高騰などにより、$100の申請料金は、2004年に調査が実施された時点でビザのプロセスに要する実費を既に下回っていました。以来、国務省は超過費用を負担してきましたが、各申請者から10本指の指紋を採集し、それらをFBIで照合してもらうための費用が上がったため、超過分を負担する事が不可能となりました。申請料金は、2001年9月11日以降2回変更されており、今回は2002年以来の変更となります。
移民ビザ
2008年1月1日より、移民ビザ申請料金が$335から$355に変更されます。この料金は移民ビザシステムに追加されている、強化された生体情報保安要件の費用に適正に反映されます。
2007年12月31日までに$335の申請料金を支払った場合は、2008年1月1日以降に面接を受ける場合でも追加料金を支払う必要はありません。移民ビザ申請者の多くは、申請料金を国務省のNational Visa Center(NVC)宛に支払います。2008年1月1日以降にNVCから送られる通知には新料金が記載される予定です。これ以前に旧料金が記載された通知を受取った場合でも、2008年1月1日以降に料金を支払う場合には新料金にて支払う必要があります。この料金変更はDV(移民多様化ビザプログラム)に基づくビザ申請者にも該当します。
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今回の値上げは移民局に支払う申請料金に適用されるものではありません。